木から学ぶ木造住宅の造り方
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ニッポンの家造り

ニッポンの家造りの歴史

これから新築住宅を建てることを計画されているご家族の多くは、木造住宅での家づくりを計画されていることと思います。木造住宅は、古くから、人々に好まれてきました。それは、住む場所である家を、自然と融合する場所として捉えてきた日本人にとって、木の家が、移りかわる四季の気候に順応しやすい家だったからではないでしょうか?

住む場所を、要塞として捉えてきた西洋の人々にとっては、石の家、コンクリートの家が好まれてきました。しかし、日本においては、京都の御所のように、守りよりも自然との融合が大切にされてきたと考えられます。

現代においても、日本の住宅の多くは木造住宅です。平成20年に公表された総務省の住宅・土地統計調査の結果では、2018年度の時点で、戸建て総数28,760戸に対して、木造住宅は11,096戸、屋根や外壁が、防火性能のある材料で建てられている防火木造住宅は、15,521戸でした。鉄筋・鉄骨コンクリート造の住宅は1,076戸、鉄骨造の住宅は1,015戸と比較すると、生活環境が大きく変わり続けているにもかかわらず、日本の人々が木造住宅を好んでいることがわかります。

ただ、一口に木造住宅と言っても、使われる木材によって、木目や艶の美しさも、香りも、感触も異なります。木造住宅での家づくりでは、木材の種類によって、室内の居心地の良さが変わるだけではなく、予算も変わってきます。家づくりに備えて、間取りや住宅の性能と並んで、木材についても確認していきましょう。

 

木材には、無垢材と集成材があります。無垢材には、国産材と外国産材があり、様々な樹種があります。集成材には、構造用集成材、造作用集成材、化粧ばり造作用集成材があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

 

 

 

国産材の特徴

日本の木は、急峻な斜面を持つ森林で育ちます。そして、一本の木から1本の柱が採れるように、計画的に育てられています。芯持ち材というのは、木の中心部分を含む木材のことです。斜面で育つ木には、陽射しをいっぱいに浴びる側面と、日が当たりにくい側面を持っています。その結果、木の断面は、均等円形ではなく、楕円に近い円形になっています。

そして、木の断面図を見ると、中心に近い部分は色が濃く、濃い色の部分から表皮にかけては、色が薄いことが分かるのですが、濃い色の部分を心材、または赤味、薄い色の部分を辺材、または白太と呼びます。そして、芯材を含む部分を芯持ち材と呼びます。

心持ち材は、強度が高いのですが、割れや反りの起こりやすい部分です。なぜなら、木が森に根を張っていた頃、腐朽菌や虫の嫌う物質を溜め込み、木を守る働きをしていたからです。一方、辺材は、根から吸い上げた水分や養分をたっぷり含んでいるため、腐ったり、虫がついたりしやすい部分です。

その違いから、同じ木であるにもかかわらず、乾燥の度合いが異なり、心持ち材は、乾燥の過程で割れや反りを起こしてしまうことがあるのです。しかし、強度があり、腐りにくいという特性があるので、柱などの耐久性が高い部分には最適な木材です。その為、建材として使う場合には、あらかじめ機械ノコで切り込みを入れ、割りを誘発する背割りという処置をする場合もあります。

国産材の中でも、杉や桧は、耐久性に優れているので、柱に使われます。柱には、大壁に使われる柱と真壁に使われる柱があります。大壁とは、構造材の柱が壁で隠されている仕様で、洋風な設えに多く使われます。真壁とは、日本で昔から使われてきた壁の納まりで、柱を見せる仕様です。

大壁の柱に杉、真壁の柱や化粧柱には、背割りをした桧の芯持ち材が使われます。通常、背割りをした部分が見えないように、壁に向けますが、すべての面が見える柱の場合には、桧の辺材が使われます。

梁や桁には、国産材では、主に杉が使われます。ただし、杉は直径が240㎜を超えると割高になるので、予算に合わせて、米松を選択することが多くなります。和風の設えでは、桧が使われます。枠や格子には主に桧、格子には外国産材の米松が使われますが、稀に桧も使われます。室内の羽目板には、杉や桧、外壁には基本は米杉で、焼杉が使われることもあります。

床材には、杉、または桧が使われます。どちらも針葉樹なので、柔らかく、熱伝導率の低さから暖かさが感じられます。柔らかい分、感触は良いのですが、傷がつきやすいという面もあるため、多少キズがついても家族の歴史として受け入れられる方に向いています。

 

 

 

 

外国産材の特徴

外国産材の多くは、開けた大地で伸び伸びと育った木から作られた木材です。どの面にも均等に陽射しを浴び、まっすぐにすくすくと育つため、直径が太く、辺材の部分が広く、乾燥しやすいことが特徴です。主に北欧、北米から輸入されます。

 

 

 

 

乾燥方法による木材の特徴の違い

木材の特徴は、乾燥の方法によっても変わってきます。伐り出した木材は、樹木の違いに関わらず、水分を含んでいます。含有率は、樹種や、個体差によって異なりますが、建材として使うためには、乾燥させる必要があります。そして、乾燥させるためには、いくつかの方法があります。

樹木の持つ艶や香りを、最も活かすことができる乾燥の方法は、天然乾燥、若しくは低温乾燥です。天然乾燥とは、木材と桟を交互に積み上げ、陽射しの当たる場所に置き、自然の風を通して、半年から1年かけて乾燥させる方法です。乾燥させる木材によって、桟を使い分けるなど、手間も時間もかかるため、木材のコストも上がります。

低温乾燥は、低温に設定した乾燥室で、除湿しながら約1週間乾燥させる方法です。高温乾燥は、高温で木材の細胞を破裂させて乾燥させる方法で、最も早く乾燥させられます。外国産材は基本的に高温乾燥です。国産材も特に指定しなければ高温乾燥になりますが、予算に余裕があれば艶と香りの良い天然乾燥、または低温乾燥が理想的です。

Check!
住宅を建築する際には、木の存在はとっても大きいものです。
木は木でも種類がたくさんあり、それら一つ一つに個性があり、
住宅を建築する際には木の個性を考えてあげることがとっても大切です。

今回は、そんな木の個性や特徴、使用箇所などを紹介していきます。
1

香りの良さと、艶の美しさで誰もが知っている、日本の代表的な樹木の一つです。伐採された後、200~300年に渡って強度が増し続けるという強さを持ち、割れや反りが少ないという特徴があります。抗菌効果によって、カビや生活臭の発生を抑え、防虫効果によって、ダニの繁殖を抑えます。世界最古の木造建築である法隆寺も、桧で建てられています。戸建て住宅においても、土台、柱、梁、桁の他、造作材、床材としても使われる万能な木材です。

2

日本だけに生育する樹木で、古くから住宅の建材として、構造材としても造作材としても、使われてきました。無垢材は、どの樹種であっても、調湿性と断熱性を持っていますが、杉は空気を多く含んでいるため、特に調湿性と断熱性に優れています。柔らかいので傷がつきやすい為、傷が気になる人には向かないかもしれません。柱、梁、桁の他、羽目板、外壁(焼杉)床材として使われます。

3

米松

ピーラー、ダグラスファー、レッドファーなどとも呼ばれる北アメリカで育つ樹木です。強靭でありながら、加工性の良さを持っていますが、ヤニがでることがあります。柱、梁、桁などに使われるほか、枠、格子などの造作材としても使われます。

4

米ヒバ

イエローシダー、アラスカシダーとも呼ばれる北アメリカで育つヒノキ科の樹木です。ヒノキ科ですが、日本のヒバに似ていて、同じように高い耐朽性を持っています。

5

米杉

ウエスタンレッドシダーとも呼ばれる北アメリカで育つヒノキ科の樹木です。ヒノキチオールを含んでいるので、耐水性が高く腐りにくいという特徴を持っています。主に外壁に使われます。

6

オーク

北アメリカで育つブナ科の広葉樹です。堅く重厚感のある木材で、耐久性、耐水性に優れています。昔からアメリカやヨーロッパで使われてきました。広葉樹なので硬く、傷がつきにくいことや、木目が美しくデザイン性の高さから、フローリング材として使われます。反りや変形が出ない素性の良いものはコストが嵩むという面もあります。

7

タモ

中国やロシアで育つモクセイ科の広葉樹です。オークと同じような特徴を持っていますが、虎斑というトラの毛皮の模様のようなオーク材特有の模様はありません。

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